夫婦の道は2本道

こんにちは。 あおきゆうこです。

夫婦を再生中の方への記事となります。

二人の意思で夫婦をやりなおそう。と決めた場合、目標となるのは

「前以上の夫婦関係になること」

だと思います。ですよね?

で、この目標を達成するには、不倫した側(夫)と不倫された側(妻)の道は別々です。

一本道を手に手をとってがんばろう!なんてすると、いつまでたっても苦しいです。

これはもうきっぱりいいます。

違う道を歩むこと。

なぜなら、それぞれ課せられた試練が違いますから。

不倫した側は、妻の傷を癒やすための努力が必要となり、それをしながら自分の犯した罪の

罪悪感を消していくという作業が必ずいります。

罪悪感を持っている限り、真の癒しは与えられないし、真の愛も育ちません。

なぜか?

妻を癒しているつもりであっても、実は自分の傷をなめているだけ。。。ということになってしまうから。

罪悪感を感じさせる相手には、攻撃してしまうのが人間の本能

これらを越える道というのは、実のところかなり厳しい道です。

不倫したばかりに、大変辛い道を歩まないといけないことになる。要は自業自得

しっかり修行してこいってことですね。

不倫された側は、夫のしでかしたことを受け入れるという試練があります。

夫婦をやめる。という選択をするなら、受け入れる必要などありません。

が、続けていきたい、しかも仲のいい夫婦になりたいという目標をもつのであれば、

事実を事実として受け止め、夫とは、実はそういう男だったという事実をしっかり受け止めた上で、受け入れるということをしないと、目標を達成することはできない → きっぱり

が、この事実を認めるということだけでも辛い

過去が自分を苦しめる。。。

過去を手放すという作業が、どれだけ苦を伴うか。。。

かなり至難の道なんですね・・・・

ただ、間違いやすいのは、この道を夫と共に。。。と思っている方

夫が優しくしてくれたら、夫がこうしてくれたら、ああしてくれたら。。

と夫に癒し、回復の助けだけを求め、それによって回復の道を歩んでいるとしたら、

とても危ういですよ。。。。

なぜか?

夫自身が傷を抱えている身  しかも外で仕事をしているという身であれば、日々いろいろなストレスを抱えています。

不倫問題だけを考えるわけにはいかない時も多々あるでしょう。

が、それすら考えてあげることができなくなり、常に「私」と向き合ってほしいという依存がでます。

夫に余裕があるときには、自分の心の回復もしていく。

が、夫に余裕がないときには、落ちる。

この繰り返しになるだけのこと。

同じ位置でもがくから、自分の中でも成長を感じることができず、焦りがでてくる。

同じくらいに発覚した人などと自分を比べて、自分はだめ人間だと自分への攻撃が始まったりすると悲惨なことになる。。。

それは、自分が駄目人間なのではないのです。

そうなるのは、夫と同じ道を歩んでいるという思い込みがあるから、そうなってしまうだけのこと。

不倫によって傷ついた自分の心の回復を、夫まかせにしないということが肝心

それにはまず意識を変えること

夫に不倫されて心を傷つけられた。

そう思ってるとしたら

夫が不倫したから、私の心が傷ついた。

というふうに思い変えましょう。

夫が不倫したのは、妻の心を傷つける目的だったのではないはず。

己の欲望のため、己のエゴのための不倫。

それを知って、自分の愛する信じた夫は、そういう男だったのかと失望、絶望した自分の心が傷ついた。

というのが不倫された側の傷の痛みの原因。

ここ、とっても重要です。

傷つけられたのではなく、傷ついたというふうに自分の意識を自分に向けてくださいね。


だからこそ、傷ついた心を癒すのは、自分だということ。

それぞれがそれぞれの道を歩きながら、やりとりをする。

助け合うということ。

辛いよ~~~と夫に訴える。

それを受け止めてもらえる安心感

よし、また頑張ろうと伝える。

夫もそれで安心し、また自分の道を歩いて行ける。

2本の道を、それぞれが自分の力で歩き、辛い時、寂しい時に励まし合うということ。

同じ目標をもつ二人であれば、それができるはず。

それができないというのは、そこに問題となる思考の癖があるということ。

この癖によって回復するまで、目標に達するまでの時間が違ってきます。

すんなり1年でたどり着くという人はまずありえない。

2年、3年で到着できる人もいれば、5年かかる人もいるだろうし、途中リタイアする人もいるでしょう。

再生の途中での離婚というのも、よく聴く話。

でも、そこには不倫以外のなんらかの原因があったということ。

その思考の癖を理解し、これらを越えて、しっかりと新しい夫婦の関係性を築けたら

夫は再犯するのではないか・・・

なんて心配もまったくいらなくなりますよ(*^_^*)