夫婦再生事例 その10

Jさん カウンセリング期間 

Jさんは結婚後10年目の発覚でした。

数年前からほとんど家で話さなくなったご主人に不信を感じ、鞄をさぐるとレシートが数枚入っていて、
その日付から、本来出張でいないはずのところのお店だということがわかり問い詰めました。

ご主人は、すぐ謝罪し、別れるから。と言ったそうですが、その3か月後には水面下が発覚しました。

最初の発覚の際、別れなければ女を訴えると告げていたので、その際に女と連絡をとったそうです。

女は訴えるのならどうぞ。と開き直ったそうですが、Jさんが相談したお姉さんが訴えてもそんな女であれば、あなたが傷つくだけ。

離婚するつもりがないのなら、我慢しなさい。と言われて訴えることはしなかったそうです。

けれど、気が済まなくて私の元へこられました。

妻に訴えるといわれれば、それは勘弁してくださいというと思っていましたから女の態度にはびっくりしました。

けれど、そういう女もたくさんいるとあおきさんにいわれて、わたしとは違う感性なのだなあと納得しました。

姉はそんなことにお金を使わなくても戻ってきているのだから我慢しろっていいました。

それもそうかなと思ったのですが、やはり納得できなくてどうしたものか。とあおきさんのカウンセリングを受けようと思いました。

Jさんは、なかなか自分の気持ちを表現することが苦手だとのことで、何かを伺っても自分でもわからないんです。

というのがとても多かったです。

自分が思い描いていることと違えば、それについて話し合うということはいっさいせず、勝手に自分に不利になることを心にイメージし
諦めていく。ということの繰り返しの人生を歩んできたそうです。

なので、今回も仕方がなかったと思うことにしようとした。とのことでしたが、心が苦しくて苦しくて仕方がなくなったとのことでした。

そりゃそうです。

訴えてやりたいぐらい怒っているわけですから。

それでも、訴えることは叶わず、かといってその怒りをぶつけるところがない。

今までのように 自分も悪かったんだからと諦めようとしたら、余計に心はそうじゃない!と暴れます。

そのあたりの話をさせていただき、とにかく心にため込まないようにとお話を伺いました。

そして心の癖を自覚していただいて、物事に対する捉え方を変えましょうというサポートを行ううちに、自分の気持ちを少しずつ表現できるようになりました。

面と向かってなかなかご主人に言えないとのことでしたので、そのあたりの作戦もたてて、気持ちを伝えるということを始めてもらい、

1年近くたったころには、気持ちを伝えることもできるようになりました。

ご主人を責める伝え方ではないので、うまく話し合うことができるようになり、怒りもすっかり消えたとのこと。

離婚するつもりはまったくないので、もうこれは自分の心の癖を知る学習をした。と思って前に進みます。

ここから得た最高のものは、子供への対応の仕方でした。とのことでした。

不倫問題を乗り越えるときというのは、お子さんとの向き合い方にも気づくことになり、改善されることが多いです。

あおきさんのカウンセリングは目から鱗の連続でした。

相手のことを思って言わない方がいい。と思ってた私にはとても新鮮で、コミュニケーションってこんなふうにとるのね。

ってとても勉強になりました。

まず、自分の心はどうなの?というところから向き合いましたので大変でしたが、自分の心って今思うとどうしてわからなかったのだろう?と不思議です。

他人の心を考える方がはるかに難しいのに、なぜ自分のことを考えなかったのかなって。

コミュニケーションの仕方を中心にいろいろ教えていただいて、自分の気持ちの伝え方を習得したら、子供との関係がよくなったのです。

いつも怒ってばかりだった自分が、イライラすることもなくなり子供がスムーズに動くようになっているのです。

心を伝えるって難しいけれど、コツさえわかれば簡単なんだって思えました。

今では夫とも子供たちともうまく意思疎通ができています。

ありがとうございました。