夫婦再生事例 その8

Hさん事例 

Hさんは学生の頃からのお付き合いが長く、結婚してまだ1年目の不倫発覚でした。

永い春からようやく夫婦になれたと思った矢先のことでしたので、何が起こったのかわからなかったとおっしゃいました。

一緒に暮らしだして10か月ほど経ったある日、ご主人が

「やはり結婚したのは間違っていたように思う。君とは結婚しない方がよかった。だからもう一度自分の人生をやりなおそう」

というメールを送ってきたそうです。

とにかく大事には違いないので双方の両親に連絡をし家族会議をし、

その中で、ご主人は、離婚はともかく別居だけは許可してほしいとのことで、そこまでいうのならとその日から家を出られたそうです。

ところが、3日に1度は家にも戻ってきて、普通に接するご主人

なぜ別居しているのかがわからなくなって、家に帰るね。と「帰宅」するご主人の後をつけると、そこに女がいたそうです。

Hさんはとても重責な仕事についていらっしゃったのですが、ショックのあまり仕事をこなせなくなり退職しました。

ご主人からは家賃が出るだけで、生活費までは回らないとのことでしたので、ご両親から仕送りをしてもらう日々だったそうです。

そんなことがあってから3か月ほど経って私の元へこられました。

実のお母さんにはいろいろ話せるとのことで、実際苦しみを独りで抱え込んでいるという様子はなく、どうしたらいいだろう?

というような話が多かったように思います。

母とは友達みたいな関係でしたので、私が食べられずに寝込んだときもずっときてくれました。

けれど、やはり親ですので、心配しているのが伝わってきて、いつまでも心配かけてはいけないなと思い、夫婦再生を果たしたというあおきさんをみつけて相談することに決めたのです。

Hさんの問題としては、怒りにつながらない。 ということでもありました。

こんなことされたら、怒るでしょう?っていうようなことでも、仕方ないって思ってしまうHさん

すべてを言われるままに受け入れてしまうので、自分の心が納得せず苦しむというパターンでした。

何度も電話で話すうちに、自分がどうして我儘な夫のために我慢しなければいけないのか?というところを理解されたようで

自分の意志として、夫を待つ。

けれど、女と自ら別れないのなら帰ってこなくてもいい。という姿勢を見せました。

そして今、女と自ら別れることを選択し、Hさんの元へと戻ってきています。

まだぎこちないそうですが、女とは別れたというのは本当だと感じることができるそうです。

これから子供も授かればいいね。とお二人で話したそうです。

あおきさんからよく言われたのが、腹は立たないのですか?っていうことでした。

え?怒りって感じない方がいいですよね?という私に

怒りを抑え込むと恨みに変わりますよ。
憎しみに変わったらもっと苦しいのはHさんです。
怒っている自分を認めましょう。
そんなことされたら、誰だって怒りますよ。

といわれて、そういえば、私は昔から怒ってはいけないって思っていたのか、あまり怒るということがなかったことに気づきました。

そしてずっと自分がモヤモヤして時間が過ぎ去ってもういいやっていう人生
夫婦問題でそうなるのは嫌だと思いましたので、本当は私が悪いのではないよね。ってところを一緒に向き合ってもらいました。

あおきさんに話しながら何度泣いたでしょう。

おかしいけれど、母に話しているときは、涙なんてでなかったのです。

心配させてはいけないという思いが心に蓋をしていたようです。

私が悪いのではない。

そう思えてから夫に強く出ることができるようになりました。

夫はしばらくの間あっちにいったり、こっちにいったりしていて私と女を比べたのか結局私の元へ戻りました。

一緒にしないでよ!あんな女と!と今なら言えます。

自分の気持ちに正直になる大切さをあおきさんから教わって今とても楽に夫と暮らせています。

本当にありがとうございました。