夫婦再生に必要なものは何か?2
再生しようと二人の意思があって、再構築の道を歩き出したとしましょう。
が、相手をコントロールしようとする二人であれば、こういうことが起こります。
一本の綱をあっちとこっちで引き合う。
つまりは、綱引きをするということ。
ガッツリと綱を握り、相手を自分の思うとおりにしようという意識で、こっちへこい、
こっちへこい!!!!
あなたが不倫なんて最悪のことをして、私を傷つけたのよ。
あなたが誠意をみせるべきでしょう?
どうして、また怪しいと思わせるような行動をするわけ?
もっと、私に愛情をみせてくれてもいいじゃない!!!!
まったく、もう別れたっていうのに、いつまでゴチャゴチャいうんだよ。
過ぎたことなんて、何をいっても変わらないって。
そんなことにこだわらず、これからを楽しめばいいじゃないか!!!
しつこいよな。
なんて、夫も妻も、自分なりの夫婦再生というイメージがあるから、それに相手をあてはめようと躍起になるわけです。
だから、全力で相手を自分に引き寄せようとして、くったくたになる・・・・
私は思います。
そんなしんどいことをしなくても、手を放せばいいじゃない。
いつまでも、自分は被害者だと思いたいなら、離婚して相手を責め続けたほうが楽だと思うけれど?
妻の思いをくもうとできないのなら、離婚してさっさと加害者という立場から解放されたら楽だけれど?
けれど、こういうご夫婦はどちらも手を放すぞ!と脅しながらも、手を放しません。
なぜか?
手を放して一人ぼっちになるよりは、お互いをとことん傷つけあっても
接触をもちたい。
マイナスであっても、向き合っていたい。
という気持ちを実は無意識にもっているからです。
人は一人では生きていけません。
この人がいなくなれば、自分は孤独になる。
と思い込んでいるから、手を放すのが怖いんですよ・・・
そして、何度もそうやって脅されていると、慣れてしまいます。
どうせ、言うだけでしょう?って。
そしてまた、少しでも相手を自分の思う通りにしようと、腕に力を込める・・・
手繰り寄せられないように力をいれて引っ張り返す。
そうやって傷だらけになっていく・・・・
一番いい方法は?
手を放さず、力だけお互いが緩めて、綱をたどって相手のところまで、自分の足で歩み寄る。
そうすると、距離が縮まって、相手の体に触れるところまでこれますよね?
さて、どちらから歩み寄りますか???
綱引き、負けたくないですか?
もし、傷ついた方が先に力を緩めたら・・・
それでも、自分の思いとおりにしようと力を入れて引っ張るのが夫なら・・・・
そのとき、手を放すことを真剣に考えればいいと思うんです。。。
どんなに力をいれても手を放さなかったのが夫なら、こちらが力を緩めたら、
相手も力を緩めるのではないかなと思います・・・
だって、勝負する必要がなくなりますから。。。