ホワイト&ブラック

どんな人間にも、ホワイトとブラックって存在しています。

ああ、一部悟りきった人というのは、真っ白かもしれませんが、

ま、大部分の人はってことにしておきましょう。

相談者の方がよく悩むケースとして

ホワイト:もう、そろそろ夫をゆるしてあげないといけないと思う。
とっても、頑張ってくれているから、私もしっかり前を向かなきゃ。

ブラック:でもね、私、まだまだ過去を流せないの。  
辛いのよ。

なのに、夫は、前ばかりみて、自分の悪行に目を向けたがらない。

それって逃げてるよね。だから絶対ゆるしたくないと思ってしまう。。

というようなケースだったり

ホワイト:もう夫とも別れてくれたわけだし、目の前をチョロチョロすることがなくなったから

あの女のことは、もういいと思うんだ。

なかったことにはできないけれど、忘れていかないと私もいつまでも辛くなるし。

金輪際、夫と関わらないでくれればそれでいい。

ブラック:でも、そうは思う日もあるけれど、本当は、まだ腹が立つし、できればこの世から消えてくれないかと思うほど憎いんだよね。

何か一つ、願いが叶うのならば、あの女がこの世から去ってほしいと願ってしまいそうな自分がいる。

というようなケース

そして、ブラックな自分を感じることで、ますます自己嫌悪に陥ってしまって苦しむ。。。

という感じですね・・・

ああ、わかる。。

思い当たる。。。って方、たぶんたくさんいらっしゃるかと思います。

あのね!

いいんですよ。

夫のこと、そんなにすぐ赦してあげようなんて思えなくて。

たかが、浮気、 たかが不倫、よくある話!

ではあるけれど。

それがどれだけの衝撃で、どれだけの辛い想いを抱えることになるのか?

っていうのは、実際同じ目にあった人でしかわからないことなんです。

不倫した側の人には、絶対わかりませんし、そういう目にあったことのない妻という立場の人にもわかりません。

ただ、わかったような気になるだけのこと。

ここ、大きな違いです。

わかった人と、わかったつもりの人

だからね、だれになんていわれても、 傷ついた心の部分が深く大きかったわけだから

夫を赦すっていうのは、かな~~~りの時間がかかるんですよ。

はじめは、夫そのものに対しても腹が立つでしょ?

そして、時間がたつと、夫は赦せるようになったけれど、夫のした行為そのものは赦せない。

というふうに変わっていくんですよ。

そして、それもいつの日か、ああ、あんなことされたよなあ。辛かったわ。。

っていうふうになっていける日がくるんだということです。

その日が来るというのは、その日がかつて不倫を知らなかった頃の自分より幸せになっている。ということでもあるんです。

ようするに、不倫される前の自分より、 今の自分の方が幸せだ。

と心から思えるようになって、初めて、不倫、夫を赦せるわけです。

だから、どれだけの時間がかかるかは、想像がつくかと思います。

無理しないこと。

そして、相手女への気持ちね、

これもそう簡単に赦せるものではないですよね?

憎い。。。と思う気持ちが残っても仕方ないです。

でも、これも上に書いたのと同じ

過去の自分より、今の自分が幸せだと思えるようになったら、女に対してもなんとも思わなくなりますよ。

でね、憎いなって思うときは、心の中で、何度でもこの世から消えてもらえばいいんですよ!

こんなふうにいなくなれば、おもしろいのに。。。って思うことがあるのなら、それを空想してもいいんです。

ただね、そうやってたとえ自分に害を与えた女であっても、その女が消えることを空想するって
自分が気持ちよくないですよね・・・

いや、気持ちいいなら、いいんですよ(笑)

何度も空想するうちに、もういいや。ってなってくるんです。

私はこれだけあの女に憎しみを持っているのだな。

まあ、仕方ないよね、それだけのことされたし。。

ってその憎いって気持ちを自分で受け止めてあげてほしいんです。

心の傷の痛みが薄れてきて、傷が癒えてきたら、憎しみも薄れていき、いずれは消えていきます。

自分の心にあるブラックの部分

そこを嫌わないで、ブラックな自分もありだ!って認めること。

そういうブラックな私が今も残っていてもおかしくないと。

とっても人間らしいと思います(*^_^*)

なので、そういうことで自己嫌悪を感じなくてもいいんですよ!!!

夫の不倫に遭遇してしまったけれど、それでも私たちはまじめに生きてきた!

そこをきちんと自己評価しましょうね!!!