夫婦における幻想

不倫問題を越えた今、つくづく思います。

この世の中に、自分の欲望をすべて満たしてくれる、自分にとって完璧な人なんて、皆無!ってこと。

だいたい、自分自身だって、自分を満足させていないわけなのに、なぜ、他人が他人を満足させることができるのかってことです。

無理に決まってるわよね!

夫婦といえども、自分ではないわけで、それは何十年一緒に生活をしても 自分と配偶者は別人

一緒にいる時間が長くなれば、そういうごく当たり前のことも忘れてしまうのですよね。。

そして、ああでもない、こうでもないってイライラしちゃったり。

自分の欲求通りの相手になることを期待してしまったり。

まずは、配偶者は他人だということをしっかり肝に銘じることだと思いますよ!!!!!

一番自分に近いところに位置する他人

だからこそ、気遣いをしなければいけない存在だということ。

私が一番反省したのは、ここでした。

あまりにも距離が近すぎて、夫が他人だという当たり前のことへの意識が小さくなっていました。

たぶん、ありがとうっていう言葉も儀礼的なもので、心から伝えたことがなかったかもしれないし、

それより、何かをしてくれても、当たり前でしょ、家族だし、夫婦だし。。っていうのがまずあったなあって。

たとえ、夫婦でも親子でも、自分のために何かをしてくれるって当たり前ではないってこと。

ほんと、今回の件で、一番の学びだったかなと思います。

そして、どこかしら、夫という人を、自分の中で幻想化してたことにも気付きました。

なんか、違うよなあって思う部分は多々あったけれど、あえて見ないで蓋をしてたし

ま、いいや、って感じで、不快なことがあっても、自分がそれに近づかないことで済ませていました。

我慢するってことになるのだけれど、そうとはまた違って、勝手にしたらいいやっていうなげやり。。。

自分の不快感に蓋をしたら、どんどん気持ちって離れていくってことすら気付いてなかったです。

自分からどんどん遠ざかってたくせに、なにもしてくれないって思って夫のせいにしてた部分の多かったこと。

ほんと、いやあな妻でした(笑)

結婚生活に幻想を抱くのは禁物だということをしっかり学べた今

感謝の気持ちを感じたら、素直に表現し、不快を感じた時もストレートに伝えています。

夫は夫を軸としていろいろ日々頑張っているわけで、私も同じこと

夫婦であるわけだから、なるべく相手の不快感を呼ばないように気をつけながら、
それでも自分のしたいことをしたいようにできることにこの上ない幸せを感じています。

夫婦って深いなあって思います(*^_^*)