夫婦再生事例 その3

Cさん 

Cさんは結婚15年目の不倫発覚でした。

いつもと違うご主人の行動に不信を抱いてから あることで確信をもち、ご主人に問いただしてみたところ
あっさりと白状したとのことでした。

出会い系サイトで知り合い、月に2度ほどそれのみのために会っていたという説明だったそうです。

が、だったら仕方ないね。で終わるわけはなくCさんは大暴れしてもう離婚だと泣き喚いたそうです。

するとご主人はとても冷静に

「わかった。じゃあ、そうしよう。おまえがそういうのなら仕方ない。」

てっきり 謝ってすがってくると思っていたCさんはなおさら傷ついたそうでそれからは毎日毎晩

ご主人と離婚するしないの話し合いになったそうです。

発覚から5か月後、二人でやりなおしていく方向に決めたものの、悔しい気持ちがどうにも処理できず
ご主人の顔をみるだけでも腹が立ち、可能であれば毎日毎日何時間でも責め続けたい。
という気持ちでいっぱいのままで、これではいくらなんでも再生なんてできない。と思い私の元へ来られました。

自分が悪いことをしたと思えていないような言動にとても腹が立ちました。

すぐ離婚だって言ってしまう私も悪いのでしょうが、それを止めないのってどうなの?

やっぱり離婚したいって思ってるの?

どうしてごめん、俺が悪かった。俺もがんばるからやり直そうって言ってくれないの?

私は離婚なんてしたくないのに。

夫は本当は私ではなく女と生きていきたいと思ってるのではないの?

どうして?どうして?どうして?

話を伺うと 誰にも不倫発覚後相談していないとのことでずっと心にたまった上記のような思いを独りで5か月間抱えておられました。

こういう悩みというのは、なかなか他人に相談できないし、かといって両親にもいいづらい。

ということで、ついつい自分ひとりで抱える人が多いですが、抱え込むと心はパンクします。

気が済むまで何度も何度も吐き出していくことで、だんだん 言い飽きてきますので、今までの辛かった想いを話していただきました。

その中で、ご主人に対する思いとはまた別で実母に対する複雑な思いがあると話され、まずはそちらのカウンセリングを行いました。

成育歴の中で身について心の癖を自覚されたことによってご主人への怒りをどんどん手放されていき、

1年後 Cさんはご主人の立場にたってご主人の気持ちを感じることができるようになりました。

また心の癖を知ることができたので、他者との関わりが楽になったとのことで、パートで働きだされました。

そのお給料は、家族のため、夫婦の楽しみのためのものにするそうです。

Cさんの場合は、ずっと心の底にあったお母さんへの想いが心の癖を作り上げていました。

それに気が付いて、なんだ、もういらないんだ。と実感できたので、次に進めたのだと思います。

私は本当は人間関係が苦手で、外に出るのが怖かったのです。

自分の言いたいことをうまく人に伝えられないので、誤解されることが多かったから。

そして、やっぱり私のことなんて誰も真剣に考えてくれないっていう思い込みがあったのですね。

これはあおきさんのカウンセリングを受ける中ではっきり自覚できました。

思考の癖がどうせ私なんて。ってなっていたようです。

そりゃ、自分で自分を認めていないのですから他人が認めているといってくれても信じられるわけがないはずです。

そうじゃない。

私は私が感じるままでいいんだ。

そうやって何度も何度もあおきさんは言ってくれました。

だから伝えることがだんだんできるようになっていったのです。

夫を責めていたころは、本当の気持ちを伝えていたのではなかったことも理解できました。

私の本当の気持ちの伝え方をあおきさんから学んでそれを実行していくうちに夫も私に話しをしてくれるようになりました。

これが人間関係の作り方なんだなって、不倫されたことから学べたのですから、ひょうたんからこま?

思い切ってパートにでるようになって今まで見えなかったものもみえました。

辛い経験でしたが、自分の人生が180度変わっていく予感があります。

本当にお世話になりました。